外反母趾を手術せずに改善、痛みを軽くする方法。
意外に知られていないのですが、外反母趾などの足のトラブルは、靴や、中敷きの調整で解決することが多くあります。
外反母趾で例えるなら、
「痛くて痛くて外へ出掛けるなど、とても楽しい気分なんてなれません。できることなら、せめて靴を履いて出掛けることなどしたくない。」
という声をよく聞きます。痛いのですからこれは当然です。
ですから、自然と、あまり歩かなくなり、結果的に運動不足になってしまい、それが原因で、あらゆる生活習慣病を誘発してしまうことも、事実としてあります。
私がシューフィッターとして、またオーダーメイドの靴職人として、
それらの痛みや病状を改善する為に、「あなた専用の中敷き」を入れたり、
「あなた専用のオーダーメイド靴」を履いくことを、おすすめしているのには、
そんな理由があったからなのです。
ではこれから、外反母趾など、足の悩みを解消できる効果的な方法を、
順を追って詳しくご説明したいと思います。
足のトラブルは、全身を蝕(むしば)む凶器にも…。
体の全体重を支え、走ったり跳んだりする時には体重の何倍もの力がかかる足。

しかも、一日のうちの多くの時間を、靴という狭い空間に押し込んでいるのですから、それだけにいろいろなトラブルにも見舞われてしまうのも、ある意味、道理と言えます。
しかし、これらのトラブルは、足だけに留まらず全身の健康にも影響を与えてしまうのはご存じでしょうか?
もしも、「足だけだから大丈夫。」という考えがあったとするならば、それは油断です。気を付けていきましょう。
足のトラブルで一般的に知られているものといえば、まず「外反母趾(がいはんぼし)」があげられるでしょう。
足の親指(母趾)の指先が、小指側に曲がってしまう(外反)病気で、親指のつけ根の関節が横に飛び出したことで、靴にあたり、痛みを伴います。
また、症状が進行してしまうと、骨の出っ張りが指の神経を圧迫してしまい、何もしなくとも痛んでしまったり、親指のつけ根の関節の脱臼や軟骨がすり減ることによる痛みなども起こってしまいます。
外反母趾が、直接的に別の病気を誘発すことは考えられませんが、足の痛みの為に
出掛けることがおっくうになり、運動不足から生活習慣病につながってしまうことはあります。
生活習慣病とは、肥満、糖尿病、脂質異常症、心臓病、骨粗しょう症など、あらゆる病気の原因として一般的に広く理解されている病気です。また一般的には現代病とも言われています。
中高年女性の2人に1人は外反母趾というデータ。
患者の男女比は1対10と圧倒的に女性に多く、軽症も含めれば中高年女性のおよそ2人に1人は外反母趾であるといわれます。
女性に多い理由は、先が細くかかとが高いハイヒールを履くために親指が曲がってしまうからだと、一般的には考えてしまいがちですが、実は、そう単純なことでもないようです。
足底には、縦と横のアーチがあります。このアーチによって足にかかる大きな負荷を軽減していますが、縦のアーチが低くなると、土踏まずが無くなります。
いわゆる扁平足(へんぺいそく)になってしまうのですが、こうなってしまうと、かかとが外側に傾き、立っているだけで親指は小指側に押されるため、外反母趾が進んでしまいます。
横のアーチが低くなると、足の幅が広がる開張足(かいちょうそく)です。足裏の肉厚が薄くなって第2趾・第3趾のつけ根に体重がかかり、タコやウオノメができます。
幅が広がってしまった足を、先細の靴に押し込み続けていると、親指は圧迫され変形が進んでしまうのです。
それでは、どのようにしたら良いのでしょうか?
手術をせずに、外反母趾を改善する 効果的な方法。
外反母趾の予防・治療には扁平足と開張足の治療から始めます。
それには、かかとと足裏の縦・横のアーチをしっかりと支える靴の中敷きを使うということが良いと考えます。
また、個人個人の足の状態などにもよりますが、厚さ1cm~5mmほどの中敷きを使い、その人の足のアーチに合わせて作り込み、それが装着できる一定の深さのある靴を作ることが一番良い場合もあります。
そして更に、歩き方なども専門の医師から指導を受けることで、
手術をせずに、外反母趾を改善することが可能なのです。
また、外反母趾になってしまう前に、また軽度のうちに改善、予防できる方法として、
まず、自分の足に合った靴を履くことです。
前述したハイヒールは、確かに外反母趾になりやすい靴です。
前に体重がかかるために足裏の横のアーチが潰れてしまい、開張足を招きます。
また、かかとが高いと安定感が無くなってしまいますので、足への負担もより大きくなります。
靴の文化が長いヨーロッパの人たちには当たり前のことのようですが、ハイヒールは必要な時にだけ履き、普段はかかとの低い靴を履いているそうです。 これらも予防の為の、一つの知恵と言えるでしょう。
外反母趾の予防に役立つ、足指の体操。
タオルつかみ:イスに座り、床に置いたタオルを足指でつかんで拾う。
綱引き: イスに座り、床のタオルを両足の指でつかんで引っ張り合う。
足じゃんけん:グー、チョキ、パーを初めゆっくり、慣れたら少し速く。
爪のトラブルも 手術せずに治すことができる。
足のトラブルには、爪の変形も多いものです。
爪の角が周囲の皮膚に食い込み、炎症や痛みをもたらす「陥入爪(かんにゅうそう)」や、爪が横方向に巻いている「巻き爪」などです。
陥入爪の主な原因は、爪の切り方(深爪)や足に合わない靴などが考えられると言われています。
陥入爪と、巻き爪は一緒におこっていることが多く、皮膚に食い込んだ爪の角を切れば一時的には痛みが軽くなります。
しかし、爪が伸びてくると更に深く食い込んでしまいます。
治療法は爪の幅を狭くする手術が一般的には行われているようですが、矯正具を使った爪矯正という方法だと、手術をせず、元の爪の幅のまま治療することができます。
外反母趾や爪の変形など、足のトラブルを専門的に診療する、「フットケア外来」といった名称の専門外来があります。これは主に、整形外科や皮膚科などに設置されますが、糖尿病との合併症としても足の皮膚に様々なな病気が現れることから、糖尿病の診療科でフットケアを行う医療機関もありますので、お調べになってみてもいいと思います。
“自分に合った オーダーメイド靴を ご注文頂いた お客様からの声”
外反母趾は年齢をとるほど ひどくなってきます。


大原製靴様、本日は、足にピッタリと合った私の大切な靴を作っていただきまして有難うございました。ひどい外反母趾のために、これ迄に色々な苦労をしてきましたが、もう悩むことはありません。
足の指が痛むことなく、はいているのを忘れる位自然になりました。
今迄でしたら靴をはいたら帰る時は足のウラが痛くて豆を踏んで歩くほどの痛さでどこへも寄らず、家にまっすぐ帰って「早く靴をぬぎたい」そればかりのつらい日ばかりでした。
それでも若い時は、足に合わない靴でも我慢して痛さをこらえてきましたが、外反母趾は年齢をとるほどひどくなってきます。
足指の痛さと共に、今度は腰が痛くなり外出も余り出来なくなってきました。
運動せずに家の中に閉じ込もっていると、お腹が太り出して成人病になるところでした。
大原さんが心をこめて作って下さった靴のおかげで、ほんとに危ない処を助けていただきました。有難うございました!!
(松元 巳知子)



手術せず外反母趾を改善



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